アラップは、イギリスの建設會社クラグストン?コンストラクションのリードコンサルタントとして、リンカンシャーの新しい廃棄物発電施設(EfW)の設計を全面的にサポートしました。地質、土木、構造、火災安全、音響の各種エンジニアリングに加え、機械、電気、給排水設備のエンジニアリングサービスを提供しました。
EfWの設計においては、データは全てBIMによって管理し、3Dモデルを用いた設計、調整が行われました。BIMによる情報共有によって、各種エンジニアリングの統合や、干渉部位のチェック、プロセスデザインの計畫を円滑に進めることができました。結果として、短い工期で滯りなく施工が行われました。
施工を擔ったのは、クラグストンとフランスを拠點とするCNIM社のJVです。CNIM社は、運用するWRG(ウェイスト?リサイクリング?グループ)への技術指導も擔當しました。施設は、年間およそ15萬トンの廃棄物を処理する計畫で、正味11MWの電力をグリッド(送電線)へと供給することが可能です。ランドスケープや管理棟、ビジターセンターなどの付隨施設も建設されました。
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11MWの電力供給が可能